資材価格の高騰は不安でしかない
2024年12月16日に発表された丸紅の「アルミ新地金市況見通し」によると、2025年の世界のアルミ需給は41万2000トンの供給不足に転じる見込みとのことです。
特に注目すべきは、中国が78万1000トンの過剰供給を見込む一方で、中国以外の地域では119万3000トンの供給不足が予測されている点です。この背景には、アルミナ価格の高騰による製錬所の減産、再稼働や増産計画の遅れがあるようです。
さらに、送電線網への投資拡大やインドをはじめとした新興国の経済成長がアルミ需要を押し上げる要因になるとの分析もあります。需要は底堅く推移しそうで、供給不足による価格高騰は避けられないかもしれません。
これを受けて、私たちのビジネスにも少なからぬ影響が出る可能性がありそうです。特にアルミを使用する製品のコスト増は避けられず、仕入れ価格の上昇が懸念されます。
価格上昇の兆しが見える中で、効率的な調達やコスト削減策を考える必要がありそうです。しかし、やはり仕入れ価格が上がるのは頭が痛いところです。少しでも負担を軽くできる工夫を考えつつ、今後の動向を注意深く見守りたいと思います。
コメント