セネガル・ダカールで浄化水の販売所オープン

2022年 プロジェクト開始・・はじめに

今回のプロジェクトでは、セネガルの首都ダカールに、高品質な浄水機器を使った水の販売拠点をオープンします。このため、当社のチームが現地に赴きました。パンデミックの影響で、久しぶりの海外出張となっています。本プロジェクトは、補助金の支援を受けて進めています。
ダカールを訪れるのも久しぶりで、なんと新しい高速鉄道が建設されていました。この鉄道は非常に快適で、運賃もお手頃です。私たちは、この高速鉄道を利用して、ダカール中心部から店舗のあるエリアへ向かい、渋滞による時間のロスを避けることができました。

マスク

ダカール市内では、マスクを着用している人はほとんど見かけませんが、この高速鉄道内では、全ての乗客がマスクの着用を義務付けられていました。

店舗の所在地

最初の店舗は、比較的高所得者層が住むエリアにオープンする予定でしたが、現地のビジネスパートナーからの要望で、競合がまだ進出していない地域に出店することにしました。この地域は、ダカールの中でも平均的な収入の家庭が多く住んでいる場所です。このようなエリアで成功を収めることができれば、今後の展開地域は非常に広がると考えています。

現地の需要

販売を開始するエリアでは、一般的に水道水が普及していますが、多くの住民はその水質に満足していません。そのため、多くの住民が手頃な価格で手に入る浄水を求めています。ダカールに住む人々が、料金を払って高品質の浄水を購入することは珍しくありませんが、その費用が家計の負担になっているのも事実です。

設置準備

今回の出張に先立ち、現地のビジネスパートナーが事前に調査を行い、店舗の確保を進めてくれていました。そのおかげで、私たちは必要な部品の調達をすぐに始めることができました。主な設備は日本から発送しましたが、水の貯蔵タンクなどの周辺機器については、輸送コストを考慮し、現地調達することに決定しました。そのため、まずはそれらの部品を確保する必要がありました。

組み立て

当初予定していた部品が思うように調達できなかったため、機器のレイアウトを一部変更し、設置作業を一気に進めることにしました。技術者の同行は必須です。

技術移転

機器の設置が完了しました。残された時間を使い、ビジネスパートナーに機器の取り扱いやメンテナンス方法を丁寧に指導しました。彼は何度も技術を確認し、確実に理解できるよう取り組んでくれました。

水道水の水質

ダカールの水道水について感じたことが2つあります。1つ目は、強い塩素の臭いがすること、そして2つ目は、少し濁っていることです。
写真は、水道水を機器でわずか10分間浄水した後に取り除いた不純物を確認したものです。

プロモーション販売

実際にプロモーション販売を試験的に行いました。プロモーション販売の目的の一つは、地域の人々に新しい店舗の存在を知ってもらうことです。しかし、天気が急に悪化し、大雨が降ってしまいました。それにもかかわらず、営業終了まで行列は途切れず、多くの地域住民が安全で清潔な飲料水を求めていることが実感できました。
私たちの帰国後、適正価格で販売を実施しています。

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