蝶番(ヒンジ)にはさまざまな種類がありますが、今回はその中でも“旗蝶番”にスポットを当ててみたいと思います。
旗蝶番とは?
蝶番には、大きく分けて以下の3種類があります。
- 抜き差し蝶番:取り外しが簡単で利便性が高い。
- 平蝶番:最もシンプルな構造で汎用性が高い。
- 旗蝶番:取付には手間がかかるが、ガタつきが少なく、しっかり固定できる。
旗蝶番は、扉や重量のあるパネルを支えるのに適した蝶番です。特に、取付後のスマートな見た目と、長期間使用しても垂れにくいという特徴から、サイズの大きい扉や重量級の扉には最適な選択肢と言えるでしょう。
旗蝶番のメリット
- ガタつきが少なく、耐久性が高い
通常の蝶番に比べてしっかりと固定できるため、扉が垂れにくく、長く安定して使用できます。 - 抜き差しが可能で、便利
取り外しができるため、扉を交換したり、一時的に外したいときに便利です。 - スマートなデザイン
扉を閉じたときに蝶番が目立ちにくく、見た目がスッキリします。 - 大型扉での採用例が多い=信頼性が高い
サイズの大きい扉に旗蝶番が採用されることが多いのは、それだけ信頼できる証拠です。
旗蝶番のデメリット
- 取付に手間がかかる
旗蝶番はしっかりと固定するため、調整の難易度が高く、取付には慎重な作業が求められます。 - 閉じた状態での微調整ができない
取付後に扉を閉じた状態で位置を細かく調整するのが難しく、一発で正確に取付ける技術が必要になります。
旗蝶番はこんなシーンにおすすめ
- 重量のある扉(工場・倉庫の大型ドアなど)
- 高級感を演出したい店舗の扉
- 頻繁に扉を取り外す必要がある現場
旗蝶番は取付の手間こそありますが、一度設置すればその強度と安定性が発揮され、長期間にわたり安心して使用できます。大型扉を支える頼れる相棒として、ぜひ旗蝶番の良さを知っていただければと思います!


