560円から690円て……上がりすぎやろ!
現在のアルミNSPは670円/kg。
その前の7~9月期は、なんと690円/kg。4~6月期が560円/kgでしたから、わずか3か月で130円アップです。
いやいや。130円て、上がりすぎやろ!
さすがに、これはびっくりした。ただ、結果から言えば、3月末までにアルミ材料を3か月分強まで積み増しておいて良かった。何よりもドキドキ感(不安)から解放されました。

ただし、材料は持てば持つほど安心……というわけでもありません。材料がないのも怖い。でも、持ちすぎるのも怖い。この感覚はリーマンショックの時に嫌というほど経験しています。
3か月分までや
今回、在庫をどこまで積むか考えた時に思い出したのが、リーマンショック前のことです。当時も樹脂材料がかなり高騰していて、「まだ上がるかもしれんから、少し多めに持とう」という話になりました。
でも問題は、何か月分まで持つのか。
半年分あれば安心かもしれない。けど、相場が下がったら高値在庫が残る。受注まで落ちたら、もっと厳しい。社内で検討した結果、当時は3か月分にしました。「これ以上は持ちすぎやろ」と。
結果的には、これがうまい具合にハマりました。リーマンショックが起きた頃には、積み増していた材料がちょうどなくなっていたんです。在庫についてだけ言えば、うまくいったな。
ただ、その後は受注が一気に減少。そこからは、ほんまに厳しい時代でしたわ。
この経験があるので、今でも材料は必要。でも持ちすぎたらあかん。この感覚は強く残っています。ただ、その後に中東情勢がさらに悪化。「これは、もう少し持った方がええな」そう判断して、4月上旬に追加で積み増しました。
今度は在庫を絞る
3月は「上がる前に買う」。今は「高いから在庫を絞る」。
半年ほどで、やっていることは真逆です。
相場を読むことなんておっさんには無理です。大事なのは、相場を当てることより、会社が大きな傷を負わないように動くこと。あの時は在庫を積み増す判断。今度は在庫を絞る判断。今は高くなった材料を購入していますが、必要以上には持たない。しばらくは、この方針でいきます。
で、アルミはこれから下がるんか?
ここは材料を買う側として、やっぱり気になりますよね。現在のNSPは670円。7~9月期の690円から20円下がったとはいえ、まだまだ高い。今回ここまで上がったのは、世界のアルミ価格そのものが高かったことに加えて、円安の影響もかなり大きかったと見ています。
世界のアルミ価格が高い。そこへ円安まで重なる。
そら、日本で買うアルミも高くなりますわ。
ただ、来年に向けては、じわじわと下がる方向を予想しています。
中東情勢が落ち着けば、エネルギー価格やアルミ価格への圧力も少し和らぐ。そして、今の円安が少しでも是正されれば、日本で買うアルミ価格にはかなり効いてくるはずです。もちろん、そんなに都合よくいくかは分かりません。でも、うちは670円からもう一段下がる可能性があると考えて、だから今は、高い材料を必要以上に持たず、在庫は絞っていってます。
以上、おっさんの独り言でした。
